函館を舞台の小説『海峡の光』(新潮文庫)で芥川賞の作家である辻仁成は、現 在、再婚した中山美穂やお子さんと、パリに在住です。
現在はダイニングバーになった、宝来町のジョリージェリーフィッシュに高校のこ ろ住んでいて、そばの喫茶「ひし伊」に通っていたとのこと。
『母なる凪と父な時化』『パッサジオ』『クラウディ』『ニュートンの林檎』な ど、函館が舞台の小説がいくつもあります。
さて、『いつか一緒にパリに行こう』(光文社文庫)という本もあります。
2003年来のパリ在住を、雑誌『25ans』(ヴァンサンカン)に綴ったものです。
「サヨナラとオ・ルヴォアール」という章での、日本人とフランス人の微妙な違い が、印象的です。
夫人も『なぜならやさしいまちがいがあったから』(集英社)という、パリ滞在を 綴ったフォトエッセーを出しています。
辻はもう1冊、フランスがらみの本を出しています。
2012年01月15日公開