これも光文社文庫のエッセー集。雑誌『女性自身』への連載。
前の本に比べて、ややずしりとしていますが、読みでがいっぱい。
最初のほうでは、「フランス(やぶれ)かぶれ」なんて章もあって、笑えます。
「離婚披露宴」も注目。
「C’est la vie ! それが人生というものです!」という、家政婦の話も印象に残 る、フランス人の話です。
終わりのほうでは「スペインに行ってきました」という章もあります。
辻の小説『白仏』(文春文庫)は、その仏訳がフランスのフェミナ外国文学賞を日 本人が初受賞。
他にも、辻の仏訳は10冊以上あります。
スペイン語にも訳されたということでの、スペイン行きです。
最後にですが、帯から引いておきましょう。
「涙と笑いと感動と「なるほど」をめいっぱい詰め込んだ軽妙で痛快なエッセイ集!」
2012年01月15日公開