先日の例会で、話題になった、アポリネールの「ミラボー橋」という詩に限りませ んが。 例えば冒頭の部分。 「ミラボー橋の下をセーヌが流れる ぼくらの恋が流れる 私は思い出す 喜びは常に悲しみの後に来たことを」 仮の訳で、普通の訳ですが、原文での両義性が読み取れず、個人的には不満を残し ます。 そして、学術的なことは別にしても、この詩にもある、脚韻が味わえません。 詩は意味だけでもありません。音も大切です。
2012年01月15日公開