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フランスコーナーについて

フランスの言語や文化などについての解説をしています

18. 「対応表現のないもの」

「ただいま」とか「いただきます」は、外国語に訳しにくい、というのには賛成します。
そして、フランス語から訳しにくいものも、やはりあると思います。
Bon appétit. (ボナペティ)
仏和辞典で「食事をする人にするあいさつ」とあります。
「召し上がれ」ではおかしいのでしょうか。
それにそぐわない経験があります。
テラスカフェで、バゲットのサンドイッチを食べていた時でした。
隣りのホテルのボーイが、小生の前を通りながらそう言ったのです。
食事を出す人のセリフとは限らない、ということです。
悪い表現ではありませんし。

2012年01月14日 公開

17. ボジョレ解禁

11月第3木曜は、7月14日なみに大事、というのが持論です。
俗物主義ではないつもりです。
それにしても、昭和のころとは様変わり。
そもそも、甘口「葡萄酒」しか好まれないような時代もあって。
つまみのカマンベールだって、なかなか手に入らない時代だったのです。
今や、地方都市でも、コンビニレジのところで木曜零時とともに買えます。
以前は、成田から木曜零時に全国へ配送だったはず。
成田のそばだと、解禁直後に飲めました。
今では、フランスのチーズも普通に買えます。
フランスパンもお手頃価格。
日本人に好まれる味を輸入した結果、ボジョレの世界での消費量もトップ。
やや商戦は下火になった昨今ながら、うまいものはうまいです。

2012年01月14日 公開

16. 辞書の進化

用例収集が手作業の昭和の時代とは、編集方法に隔世の感があります。
また、エイズにユーロなど、新語も増えています。
辞書を使いこむことは、古い辞典を手放さないこととは違うと思います。
「その地震で高速道路が1キロ以上にわたって倒壊した」
この仏訳には sur を使いますが、昭和60年の旺文社『ロワイヤル仏和辞典』より 前の日本の辞典には、用法が載っていません。
Il s’agit de の後に、不定冠詞が来る場合の意味はC’est (それは…です)と 同じ、というのもそうです。
parler (話す)という動詞の後にde が来る場合、後ろの名詞に定冠詞がつけば 「〜について」の意味ですが、冠詞なしなら「〜という語を口にする」という意味に なる、というのも同じです。
辞典の新版が出たからといって、犬がニャーと鳴きだすような変わり方をするわけ ではありません。
国語辞典でもそうですが、結構、基本的な語の記述に変化が生じます。

2012年01月14日 公開

15. 教材の進歩

参考書でも教科書でも、CDつきが普通になりました。
紙の辞書にもついている場合もあります。
さらには、電子辞書で、音声つきもあります。
さほど高価でもありません。
オープンリールのテープレコーダー以前とは、隔世の感があります。
自分の発音を直してもらうのは、やはり教室で、ということは変わりありません が、聴くだけなら全然違います。
見るほうも、DVD教材には、優れたものもある、とだけ申しておきます。
また、訳読では、文学作品は主流でなくなりました。
時事フランス語などが増えました。
また、変形練習や仏作文などの、和訳以外も練習できるようになりました。

2012年01月15日 公開

14. イメージに合わない性の名詞

夫 mari が男性、妻 femme が女性なのは言うまでもありません。
犬などのように、男 chien 女 chienne に応じて変わる場合もあります。
おもしろいのは、日本人も Japonais と Japonaise というように違ってきます。
「日本人ですか?」と聞かれても、男女も併せて聞いてきているわけです。
外国人の年齢や、時には性も、わかりにくいことがあります。
女性なのに男性形で聞かれて、Oui なんて答えてしまわないように注意しなくては なりません。
ただし、いつでもそうではなく、ベルギー人 Belgique やスイス人 Suisse も普通 には、男女の区別はありません。
(修飾する形容詞のほうは別なのが普通ですが)
外国語の入門テキストでも、万国共通とはいかないわけです。
「ありがとう」が、発する男女で違う、ポルトガル語なんてのもあります。

2012年01月15日 公開